カスタムパーツ付きの車両は・・・?
5月30日のブログの記事で、『カスタムパーツと整備性』というタイトルの記事を書きました。これは、以前からとても気になっていたことで、一度は記事として書いて、皆様にお伝えしたいなぁ~、と思っていた内容です。
最近の雑誌事情は分かりませんが、まだオートバイ雑誌が結構売れていた頃は、間違っても商品や車両のダメな部分、ネガティブな記事は、書かれることはありませんでした。どんなパーツでもどんな車両でも、良いことばかりが書かれていたものです。
そのような記事を信じるか信じないかは、人それぞれですが、私は30歳の頃には、既に鵜呑みにしていなかったように思います。だって、パーツを製作する会社、販売するお店、車両メーカーなどは、全て雑誌の広告主、つまりスポンサーだからです。広告があって、初めて成り立つ業界ですから、その広告主の悪口や商品のダメな箇所についてなど、絶対に載せるはずがないのです。間違っても、記事にすることなどありません。
そんな事を思い始めた時、悪口やダメな箇所もいっぱいあるのに、なんで記事になっていないのか、何となく分かるようになりました。
どんな商品にもある良い部分を探し出し、そこを強調して記事を書く、それが雑誌屋さんのやり方です。そんなやり方が長年されていたからか、未だに間違ったイメージを信じる方が多いのには、驚きます。
- 進角させるとパワーが出る。
- コンプレッションゲージの値と圧縮比。
- スタビライザーの効果。
- キャブセッティングの出し方。
- フレーム強度について。
- オーバーホールの定義。
・・・
グチになってしまうので、もう止めましょう。
でも、驚く程、間違った情報を信じている方が多いと感じているのは、私だけではないと思います。
『カスタムパーツと整備性』を書いた後、カスタムパーツを装着したXJR1300は、もうオーバーホールはしてもらえないのか?、そのようなお問合せが続けて来ました。
そんなことは、ありません。ご心配をお掛けしたのであれば、申し訳ございません。私だって、オートバイの改造は大好きです♪。ただ、性能に関係の無いパーツが、整備性を著しく阻害しているような場合は、取り外すことも含めて、ご相談させて頂くこともありますよ、ということです。
場合によっては、別途、工賃をお願いする場合も、もしかしたらあるかもしれません。その取り付けられたパーツ、取り付け方法が、どれだけ整備性を悪くしているのか、多くの方は気づいてはいません。しかし私としては、整備の質を下げることは出来ません。整備性と見た目を天秤に掛けるのならば、私は間違いなく、『整備性』を選ぶ男です。
ただしそれらも含め、私一人で勝手に決めることは、間違ってもありません。だって、私の車両では無いのですから。あくまでも、お客様にご相談させていただく場合もありますよ、ということです。
整備する時の基本的な考え方
以前に何度か、お伝えしたことがあると思いますが、私が整備している中で、
「これ、どうしよう・・・」
「このパーツ、このまま取り付けられないぞ」
そのように考える場面は、年中あります。そのような時、常に思うのが、
『自分のバイクだったら、どうするか・・・?』
もちろん、価値観や判断基準は、人によって異なります。しかし、そのような中でも、自分の車両だったら、これは嫌だな、このまま取り付けられないな、と思えるものは、いくら依頼されていない作業が追加になったとしても、そのまま放置は出来ません。常に、『自分のバイクだったら?』で考えるようにしています。
XJR1300(XJR1200)にお乗りの方へ
以下のようなお悩み、お困りごと、ご要望はありませんか?
- 古くなったので、エンジンのオーバーホールを検討している。
- 異音がして、なんだか調子が悪い。
- TMRキャブレターを取り付けて、セッティングまでして欲しい。
- チューニングしてパワーアップをしたい。
- 大掛かりなカスタムをしてみたい。
- これからも安心して長く乗りたい。
- XJR1300でレースに出場したい。
XJR1300のキャブレター車であれば、既に生産から15~20年程度は経過しています。XJR1200であれば、それ以上です。つまり、立派な旧車ということです。
エンジン関係のパーツは、既に幾つかは販売終了になっています。つまり、もう新品では購入できません。他メーカーでは、部品供給に関しては、既に酷い状況になっています。ヤマハがいつ同じ状況になっても、不思議ではありません。
このような状況は、私たちエンドユーザーには、止めることは出来ません。出来ることは、一刻も早く、新品パーツが少しでも数多く入手できるうちにオ-バーホールし、リフレッシュすることくらいです。
これから少しでも長く安心して乗るためには、エンジンをオーバーホールすることが最良の方法でしょう。メーカーから部品が出ている今であれば、それが可能です。
ヤマハXJR1300のことであれば、どのようなお悩みやお問い合わせでも構いません。まずはお気軽にご相談ください。
XJR1300のスペシャリストが、お一人お一人に親身になってご回答いたします。
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