2024年7月より、ヤマハ純正部品の値上がり、社外品の高騰、加工費の上昇などの理由により、価格を値上げさせて頂きました。ご理解をお願いいたします。
当店のメニューと価格
当店は、ヤマハXJR1300(1200)に特化して、エンジンオーバーホール、カスタム、チューニング、レーサー制作、レーサー整備等、またはそれに準ずる作業をを主な業務としております。
基本的には、XJR1300およびXJR1200しか受け付けておりません。
また、パーツの取り付けやちょっとした修理等は、当店でオーバーホール・カスタムされたお客様以外は、お断りさせて頂く場合もあります。
大変申し訳ございませんが、その点をどうぞご理解ください。
ご不明点などありましたら、まずはお気軽にお問合せ下さい。
オーバーホールメニュー
エンジンオーバーホールに含まれるもの
エンジン脱着、消耗部品、分解洗浄、パーツチェック、カーボン除去、バルブすり合わせ、タペット調整、試乗テスト、報告書作成等
腰上オーバーホール
シリンダーから上の部分をオーバーホールします。
走行距離が2万キロ以下の場合や、マフラーから白煙が出るオイル上がり、オイル下がり等が起きている場合、圧縮が下がってパワーが低下している場合などに有効です。
また、トルクを出すためにシリンダーヘッドを面研磨して圧縮を上げる場合や、ピストン交換、バルブタイミング調整のためのオーバーホール等、クランクケースを割らないで済む整備にも最適です。
ピストンやバルブ、燃焼室のカーボンを除去し、ピストンリングを新品に交換、バルブすり合わせまで行いますので、出力に最も影響する圧縮の回復に効果があります。
XJR1300はエンジンが載った状態では、スタッドボルトとフレームのクリアランスが小さいため、シリンダーヘッドを取り外す際にスタッドボルトで面を傷つける場合が多々あります。
そこで当店では、腰上オーバーホール時にもエンジンを降ろして作業します。シリンダーヘッドのキズを防ぐだけでなく、丁寧な作業をするためにも役立ちます。
価格:32万円
腰上オーバーホールについて
現在、腰上オーバーホール作業は、当店でフルオーバーホールしたエンジン、もしくはレース用エンジンに対してのみ、のご提供とさせて頂いております。
古いエンジンの場合、申し訳ございませんが、腰上のみのオーバーホール作業は、ご提供しておりません。腰下部での問題等があった場合、エンジンの完全な調子回復をお約束出来ない為です。どうぞご理解をお願いいたします。
(2023.4.12)
フルオーバーホール
クランクケースまでを分解し、オーバーホールします。
年式の古いエンジンでは、走行距離にもよりますが、思いのほかエンジン内部が傷んでいる場合があります。特に不動期間が長かった場合は、クランクシャフトやコンロッドのメタル等も含め、痛みが進行している場合も少なくありません。
これからも長く快調に乗るためには、一度オーバーホールすることをお勧めします。クランクケースを割らなければ交換できない様々な消耗パーツを新品に交換し、重要パーツをチェックします。
同時に腰上オーバーホールも行いますので、エンジンの調子を取戻すだけでなく、今後楽しく乗って頂くための安心感にもつながります。
価格:49万円
格安エンジン塗装
車両年式が古くなれば、エンジンの外観も腐食などで傷んでいるものです。一旦腐食すれば、いくら磨いたところでもうキレイにはなりません。
当店では、フルオーバーホールの際、エンジンを新車のようにキレイに甦らせる塗装を、格安で行っています。
パーツを洗浄した後、サンドブラスト加工で汚れや腐食を取り除き、塗装の為の下地を作ります。その後再度洗浄し、乾燥機で乾燥させてから耐熱塗料を使って塗装をします。塗装後は専用窯により高温で焼き付けますので、強固な塗膜が出来上がります。
エンジン塗装は通常、各パーツごとに価格設定されています。今流行のガンコートで細かなパーツまで一式を塗装すると、45~50万円程度が必要になります。
当店では、ご希望によりクラッチハウジングやオイルパン、スプロケットカバー、カムチェーンテンショナー、セルモーター、ジェネレーターも同色に塗装しますので、エンジン全体が新車のようになります。
価格:27万円
塗装色:ブラック(ツヤ有り・半ツヤ)、シルバー
キャブレターオーバーホール
エンジンをオーバーホールする際、当店ではエンジンを車体から降ろして作業します。当然キャブレターは、取り外された状態です。
エンジンオーバーホールの際、同時にキャブレターのオーバーホールをご依頼された方には、通常価格よりもお安くお受けします。エンジンと同時にキャブレターもオーバーホールすることで、より快調なオートバイにお乗り頂くことができます。
価格:28,000円(通常価格35,000円)
※ クリーナー代は、別途頂戴いたします。
※ 交換パーツが必要な場合は、パーツ代が別途必要になります。
※ ケーヒンFCRのボディ磨耗が認められる場合は、お断りすることがあります。
バルブタイミング調整
カムシャフトを交換した場合や、シリンダーヘッドを面研磨した場合は、バルブタイミング調整が必要になってきます。
実はそればかりでなく、全くのSTDエンジンでも、カムチェーンの伸びや組み付け誤差により、バルブタイミングはメーカー指定値からずれているものです。古くなったエンジン、走行距離の多いエンジンでは、5~8度程度の狂いは、そう珍しいことではありません。
正確なバルブタイミング調整には、カムスプロケットの取付け穴を長穴に加工し、専用器具を用いて調整することになります。
よりチューンしたエンジンだけでなく、スタンダードエンジンにおいても、正確なバルブタイミングに調整することは、滑らかなエンジン特製や出力向上に有効です。
価格:58,000円(カムスプロケット加工代含む。)
圧縮比アップ
社外ピストンに交換するだけがチューニングではありません。もっとお手軽・低コストでパワーアップする方法があります。それが圧縮比のアップです。
オーバーホール時にシリンダーヘッドを面研磨し、圧縮を上げます。それに伴い、バルブタイミングも調整します。カムシャフトもピストンもノーマルのままで、1ランク上のパワーとトルクを手に入れる事ができます。
レーシングキャブレターを使い、ノーマルピストン・ノーマルカムシャフト仕様の場合、圧縮比のアップだけで同じ条件の車両と比較して、10馬力の向上を果たしています。
圧縮比を上げる事で、低速からトルク感を感じることができ、パンチのある加速感を味わえます。非常にお手軽なパワーアップと言えます。
<内容>
- シリンダーヘッドの面研磨(研磨量は相談のうえ)
- 別途、バルブタイミング調整が必要
価格:15,000円
条件:ハイオクガソリンの使用
エンジンチューニング
ご予算、ご要望によりメニューを考えますので、まずはご相談下さい。
- ポート研磨(INポートは、33mm⇒38mmに拡大されます。)
- シリンダーヘッド面研磨
- クランクシャフト(軽量加工、バランス取りなど)
- ピストン交換
- カムシャフト交換
- サンドブラスト加工
- その他
<お勧めパーツ>
社外品のピストンの多くは、圧縮比がSTDの9.7:1から10.2:1程度にしか上がりませんが、12.5:1に圧縮を上げられる鍛造ピストンがあります。
圧縮を上げるためのヘッドの面研磨が、不要になります。
(ただし、受注生産品です。ご相談ください。)
カスタム
ご予算、ご要望によりメニューをご提案しますので、まずはご相談下さい。
レーサー製作
ご予算、ご要望によりメニューをご提案しますので、まずはご相談下さい。
オーバーホールからチューニング、カスタム、レーサー制作など、XJR1300のことでしたら、まずはどのような事でもお気軽にご相談ください。
XJR1300のスペシャリストが、お一人お一人に誠意を持ってお答えいたします。
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