試作マフラーのフィッティング
あるマフラーメーカー様にお願いしていた「レース用マフラー」ですが、テイスト前に試作品が出来上がってきました。
筑波サーキットで、知り合いのXJRライダーに頼んで、フィッティング作業をしてみました。装着し、問題が無さそうであれば、練習走行時に一度、走行テストをしてもらおうと考えていました。実際の走行時のフィーリングやバンク角など、やはり走らなければ分からないことがあるからです。
練習走行後、エンジンが冷めた頃を見計らって作業を開始しました。しかし、なんだか雲行きが怪しくなってきました。早く作業を終わらせないと、ずぶ濡れになりそうです。私、ライダーの方、私の友人の3人がかりで作業をしていきます。
判断に迷う箇所や修正が必要になりそうな箇所がありましたので、次回の練習走行での実走行テストは止め、レース後に落ち着いてもう一度フィッティングをすることにしました。ライダーの方が後日、ゆっくりともう一度フィッティングをしてくれる、ということですので、試作マフラーはお預けすることにしました。
レース車両でのフィッティング
筑波でのフィッティング作業から数日後、テイストの練習でお互いに筑波サーキットに行きましたので、試作マフラーを返して頂き、フィッティングした際の問題点などをお聞きしました。
大きな問題点は、やはり前回の作業時と変わりません。しかし、その車両固有の問題ということも有り得ますので、持ち帰って私の街乗り車でもフィッティング確認をすることにしました。
どんな物でも、新たに製作するというのは大変な事です。考えること、やるべきことが沢山あります。そうやって一つ一つクリアして、やっと製品になるのですね。今更ながらですが、頭が下がる思いです。
街乗り車でのフィッティング
レースが終わって数日経過した後、私の街乗り車でフィッティングを行いました。この画像を見れば、勘の良い方なら製造メーカーはお分かりになるかと思います。こんなオッチャンの依頼を快く引き受けて下さり、本当に感謝しております。有難いことです。
フィッティング作業の結果ですが、筑波サーキットで作業をした1回目、ライダーの方が持ち帰って作業した2回目と、問題点は変わりませんでした。ということは、車両ごとのクセなどではない、と判断できます。製造メーカー様には問題点をお伝えし、一旦試作品は返却することとなりました。
筑波サーキットで走行する際、バンク角を気にせず、なおかつ性能も良いと思われるマフラーは、探すとあまりありません。最近ではXJRレーサーも増えてきましたが、自分用に1台造ろうと考えていますので、やはりそのようなマフラーが欲しいのです。
完成までは、もう少し時間が必要かと思いますが、暖かくなる前には完成するでしょう。楽しみです。
ストリートユースへの対応は?
完成後は、基本的にはサイレンサーレスでの販売となります。ですから、ストリートユースでも問題なく使用できます。
ただしレースでの使用を目的に製作しますので、以下の点については注意が必要となります。
- センタースタンド不可
- センタースタンド取り付けステーの切除
- タンデムステップ不可
バンク角と性能、軽さを最優先にして製作依頼をしています。上記3点に付きましては、一切の対応はしておりません。これらの条件に納得され、ご自身で対応可能な方であれば、ストリート使用の可能なサイレンサーと組み合わせて使うことは、十分に可能と考えます。
完成しましたら、当サイトでご報告いたしますので、興味のある方は、以下のフォームからお問合せをお願いいたします。
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