練習に励みます!

自分のRサスペンションのオーバーホールが完了したので、後輩君から借りたサスと交換し、また筑波サーキットに練習に行ってきました。

人間は退化する一方なのに、レース前に少し練習するだけです。オートバイに乗る時間が、圧倒的に足りていません。これでは、タイムが出るハズもありません。特に今回は、昨年の2回の転倒の影響もあるのか、思うように走れません。

ヤバいです。このままでは、本当に引退勧告をされてしまいます。
まだ止めたくはありませんので、練習に励むことにします。


筑波サーキットのアドバイザー

曇り空の下、サーキットに到着し、走行準備を始めます。するとM君が、筑波サーキットのシャツをピシッと着込んで表れました。同じレースをもう15年以上も一緒に走っています。筑波サーキットのシャツを着ているということは、今日はアドバイザーのお仕事です。

M君、最近ではまったく遊んでくれません。すぐに先に行ってしまいます。
でも今日はアドバイザーです。きっと的確なアドバイスをしてくれるに違いありません。

私:「教えて下さい!転ばないで、もっと速く走れるようになりたいんですが。」
コーイチ:『いやいや、高野さんに教えることなんて無いですよ。』
私:「あ~~~っ、アドバイザーなのに教えてくれないんだ。」
コーイチ:『そんなにイジめないで下さいよ~。じゃあ、もっとオートバイに乗ってください。』

さすがアドバイザー、前回の小室君と同様、やはり的確なアドバイスをくれました。

コーイチ:『でも、雨のレース、楽しかったですよね。』
私:「あれは本当に、神様がご褒美をくれたと思ってる。またご褒美、もらえるのかな・・・」
コーイチ:『きっとまたもらえますよ!』

そう言って、爽やかな笑顔のまま隣のピットに去っていきました。
ちなみに、雨のレースは、こちらのページの下部にあります。
 ⇒『楽しかった雨のレース』


練習で新品タイヤ

オーバーホールしたRサスペンション

Rサスペンションのオーバーホール時、ロッドにも不具合が見つかり交換しました。きっとこれで良い仕事をしてくれるハズです。あとはライダーがサスの動きとタイヤのグリップを感じ取り、頑張るだけです。

さて1走行目は・・・

ダメです。タイヤがグリップせず、全く無理が出来ません。
とにかく走る事に慣れる!これに徹して走ります。とはいえ、やはりタイムは気になるものです。しかし、見るも無残なタイムしか出ません。

走行後の擦り減ったRタイヤ

このタイヤの状態では、仕方ありません。
次の走行では、タイヤを新品にして頑張ってみましょう。

2走行目・・・
タイヤウォーマーの調子が悪いので、3周ほどペースを抑えてタイヤを温めて、よし行くぞ!と思ったら、オイルを撒いた車両があり、赤旗中断です。

ピットロードで10分ほど待機していたでしょうか。ピットの先頭あたりにK君を発見しました。今までタイムも順位も似たり寄ったりだったのですが、前回のレースで大幅にタイムを縮め、差を付けられています。K君に引っ張ってもらいましょう。

しかしK君、エンジン始動にモタついています。仕方なく先にコースインして、タイヤを温めた後、アタックします。3周ほど走ると、遅い集団に追いつきました。全員を抜くのは手間なので、クリアを取るためにスローダウンします。

そこに、K君が近づいてくるのが見えます。真後ろに付いて、アタック再開です。良く知ったヤツらと走るのは、やっぱり楽しい!楽しくて、走りながらワクワクしてきます。

しかし、あえなく2周と少しでK君はペースダウンです。追いついたマシンを抜き損ねました。K君を抜いた後、3周ほどアタックして本日のアタックは終了です。タイヤの美味しいところを次回の走行に残しておくためです。

タイムはと言えば・・・やっと目標の0秒台に入りました。今回は随分と時間が掛かりましたが、とりあえずは一安心です。これで大台切りが、少しは見えてきました。

大台切りを実現して、なんとか引退勧告を先延ばししないといけません。
もう少し、レースを続けたいですから・・・