エンジン下ろしと車体整備

XJR1200R

ヘッドとシリンダーを内燃機屋さんに出している間に、お疲れ様になった1200のエンジンを下ろして、車体の整備です。


お疲れ様でした!

「長年、お疲れ様でした!」と心の中で声を出して、不要になった1200エンジンを車体から下ろします。

当初は1200エンジンのオーバーホールをご依頼されたのですが、1200でも1300でもオーバーホールのコストは同じです。これから長く楽しむためにコストを掛けるのですから、5万円で1300の中古エンジンを手に入れ、それをオーバーホールして積みましょう!

1200エンジンを下ろしました。

マフラー集合部から出てきたパーツ

ところで、マフラーを外したところで、集合部から何か落ちました。
溶けて変形しています。いったい何でしょうか・・・

オーナー様:「少し前に高速でカウルに付けていた時計が落ちました。たぶんそれだと思います。」

残念ですが、もう使えないと思います。


フロントフォークのスプリング交換

フロントフォークのスプリング交換

「フロントに粘り感が無く落ち着かない」という事で、フォークスプリングの交換です。ハイパープロのスプリングを使用します。

お客様と相談し、油面も170mmから155mmに変更しました。おそらく今までよりもずっと良くなるハズです。


汚いキャリパー

汚いキャリパー

これは依頼されていた訳ではありませんが、目の前に酷く汚れたキャリパーがぶら下がっています。サービスでお掃除しましょう。

少し前にフロントフォークと共にキャリパーもO/Hしたとのことですが、信じられない汚れようです。しかも、ピンやパッド裏にはグリスがベトベトになるほど塗られています。

キャリパーを掃除し、パッドの汚れを取り、ピンにペーパーをかけます。もちろん、ベタベタのグリスもキレイに除去しました。時々手入れしてやるのであれば、せいぜいピンにほんの少しのグリスを塗るくらいで十分です。

パッドやピンの清掃


センタースタンド取り付け部

エンジンを下ろして作業しやすくなったところで、センタースタンドの取り付け部を削り落とします。

ハンドグラインダーで切除、仕上げをしましたが、ここまでするのに2時間格闘しました。フレーム単体でしたら、逆さまにして作業できますので、キレイに削り落とすことも可能ですが、しゃがんで潜りながらの作業なので、これで良しとして下さい。

もちろん、キズ付いていたフレーム部と共に、黒くタッチペンで修正しましたので、目立ちません。

センタースタンド取り付け部の切除後


XJR1300に特化したオーバーホール専門店

当ガレージは、XJR1300に特化してエンジンのオーバーホール・チューニング等をしております。

これからも長く快調に乗るために、あなたもお疲れのエンジンをオーバーホールしませんか?

XJR1300のオーナー様は、まずはお気軽にご相談ください。