最先端の設計により圧倒的な軽量化と高圧縮を実現した、完全国内生産の鍛造ピストンが、ヤマハXJR1300のハイパワーと高レスポンスを実現します。

市販されているどの輸入ピストンでも実現できないパフォーマンスを、今なら入手できます。最高品質の国産鍛造ピストンを入手できる、唯一のチャンスです。

実際の重量を比較してみると・・・

重量は、全て当ガレージで実測したものです。
圧縮比は、カタログ上で記載されている数字です。
全てのピストンは、79mmボアのものです。

XJR1300をチューニングする時にネックになるのが、ピストンを含めた圧縮比のアップです。ワイセコ、コスワース、JEなど国外生産された鍛造ピストンは、形状こそ立派ですが、どれも圧縮比はあまり高くはなく、重量も純正ピストンとほぼ変わりません。

その理由は、多くがFJ時代、つまり30年以上前の設計だからだと思われます。その為、圧縮比を上げるには、ヘッドの面研磨や場合によってはシリンダーまで面研磨する必要があります。

どこがピストンを製作するのか？

そんな中、国内随一のピストンスペシャリスト（SOHCエンジニアリング様）が、最先端の技術で設計したXJR1300用鍛造ピストンを、今回に限り受注生産します。SOHCエンジニアリング製ピストンの優れたパフォーマンスは、カスタムマシンの祭典『テイストオブツクバ』において、多くの車種・車両で証明済みです。

XJR1300用は、2017年と2018年の２回、わずかなセット数を当ガレージの依頼により製作したのみで、一般には出回ってはいません。それを今回、再度当ガレージの依頼で製作してくれる運びとなりました。

SOHC製スペシャルピストンの特徴

純正品や他の社外ピストンから１５％も軽量化されたピストンの乗り味は、いったいどのようなものなのでしょうか？　ほとんど存在していませんので、実際に乗った方以外、誰も知らないでしょう。

上下動を繰り返すピストンが軽くなるのですから、エンジンは軽く滑らかに回るようになります。軽く回るだけでなく、右手の動きにリニアに反応するようになりますので、高レスポンスエンジン、とも言えます。しかも高圧縮ですから、低速からのトルク感も、一回りも二回りも太くなります。

海外メーカーのピストンでは絶対に得ることが出来ないエンジン性能を、あなたのXJR1300に与えてくれます。

あるライダーの感想

ここで、長年XJR1300でレースを続けている、あるライダーからのインプレをご紹介します。

彼は、SOHC製ピストンを組んでレースに出場した直後に、このようなコメントをくれました。今では筑波サーキットを、59秒代で走っています。

エンジンパワーも、それまでのワイセコピストンの時と比べて上がっており、『165ps』出ているそうです。彼が長年乗っているマシンの変更箇所は、今回はピストンだけです。それくらい、SOHC製ピストンは効果があったという証です。

ピストンの詳細

SOHCエンジニアリング様との打ち合わせの中で、今回の製作分は以前の製作分から少し仕様を変える、とのお話がありました。職人としてのこだわりや向上心からのものです。バルブリセスやリング位置など、コンマ1ミリ単位で微妙に寸法を変更する、とのことです。

その他、以前のタイプは純正のピストンリングを使用するように作られていましたが、今回は専用のピストンリングを使用する仕様となります。

純正のピストンリングは案外と高額で、４セットで16,000円以上します。ピストンリングは、購入者の方にご用意頂いていました。それを今回は、専用ピストンリングを４セットお付けして、10,000円程度のコストアップに抑えることとしました。

鍛造

79mm

圧縮比

11.5：1 ～

重さ（単体）

215g（前回制作時）

ピストンリング

専用品を使用

ヘッドガスケット

純正品を使用

シリンダー

純正品を使用

キット内容

ピストン

鍛造79mm×4ヶ

ピストンリング

専用品×4セット

ピストンピン

専用品×4ヶ

サークリップ

専用品×8ヶ

販売価格

172,000円（税別）

前回の制作時から、材料費の高騰などの理由により、若干ですが値上げさせて頂きました。ご了承ください。
ヘッドガスケットは、XJR1300用ヤマハ純正品を使用する設定です。各自でご用意をお願いいたします。
シリンダーが摩耗している場合は、新品に交換することをお勧めします。

ご予約について

予約締切

2020年6月25日

納期予定

9月末頃

SOHC製ピストンは、あくまでオーダーメイド品であり、SOHCエンジニアリング様の商品ラインナップに載るものではありません。基本的には、『ガレージXJRのオリジナル商品』の扱いになります。

発注は、ガレージXJRが取りまとめて行う形となります。詳細についてのお問合せ等は、当ガレージまでメールにてお願いいたします。

ご予約方法と今後の流れ

まずは下記フォームより、ピストン製作のお申し込みをお願いいたします。折り返し当ガレージより、詳細なメールをお送りします。

なお、発注時に『申込み金50,000円』のご入金をお願いしております。これは、安易なキャンセルを防ぐ目的ですので、どうぞご理解をお願いいたします。

キャンセルがあった場合、当ガレージが費用を負担して在庫することになります。それは当ガレージにとっては大きな負担であり、在庫をする事も本意ではありません。

オートバイを愛する者、XJRを愛する人に、安易にキャンセルするような方はいないと信じていますが、全てを当ガレージの負担で依頼することは出来ません。どうかその点は、ご理解とご了承をお願いいたします。

お預りした申し込み金は、ピストン発注の申し込み金としてSOHCエンジニアリング様に支払います。従いまして、ピストンが出来上がった後に、残金のお支払いとなります。

残金のお支払いを確認後、ピストンを当ガレージより発送いたします。（SOHCエンジニアリング様ではなく、当ガレージからの発送です。）

組み込みについて

今回ピストンをご注文頂いた方は、基本的にはご自身の責任で組み込んで頂くことが前提となります。SOHCエンジニアリング様では、組み込み作業はいたしません。

SOHCピストンを組み込みますと、高圧縮エンジンになります。当然ですが、STDエンジンと比較した場合、点火系やキャブレターセッティングが、より重要になります。ショップにて組み込む場合は、チューニングエンジンを良く理解しているショップを、ご自身の責任にてお選びください。

ご希望がありましたら、当ガレージでピストンの組み込みをお受けいたします。

オーバーホールやチューニングも含め、ご相談に応じますので、ご希望の方はお気軽にご相談ください。

SOHC製スペシャルピストンは、XJR1300のキャブレター車を対象に製作します。インジェクション車では、セッティングが困難になるからです。

特に点火系とキャブレターのセッティングは、シビアになります。高圧縮になりますので、セッティングを間違えると、最悪の場合はピストン溶解にまでつながる恐れもあります。

しかしセッティングを煮詰めた車両では、他では味わうことの出来ないパワー感やトルク感、ピックアップの良さなどを体感できます。それはレースでも実証済みです。その感覚を、ツーリングやストリートユースでも味わうことが出来ます。

今回、SOHC製スペシャルピストンをご購入頂き、組み込み作業を当ガレージにご依頼頂ける方には、特別に以下を特典としてサービスさせて頂きます。

• TMRキャブレターセッティング：５万円 ⇒ 無料
• 点火時期のセッティング：2万円 ⇒ 無料

当ガレージでは、数多くのデータがあります。実際に走らせた時の感覚やデータ、組み込んだ時のデータ等を、あなたの愛車に活用してください。

お申し込みは、こちらから

申し込み期限が過ぎましたら、正式に発注をしますが、余分に製作はいたしません。また次回の製作に関しては、今のところ全く予定はありません。

すぐに組み込む予定は無くても、ご興味がありましたら、今回お申し込みされることをお勧めします。