準備を進めています。その①-フレーム編
随分と前から構想はあったものの、なかなか進まずにいた『コンプリートマシン』の製作ですが、少しずつではありますが、準備は進めています。
フレームの準備

センタースタンド用のステーを切除したフレーム
フレームのセンタースタンド付け根部は、キレイに削り取ってあります。センタースタンドは、間違っても取り付けたりは、しません。重いですし、ジャマなだけです。私は、不要なパーツは出来るだけ取り外したい、と思っていますので、センタースタンドだけでなく、その付け根部の頑丈そうなフレームから伸びているステーも、全て切除します。
この不要ステーの切除ですが、キレイに仕上げようと思うと、結構大変な作業になります。削り取った後、当然ですが塗装します。そして仕上がったフレームを見た時、まるで始めから丸いパイプ状だったのでは?、と思わせるような仕上がりが、理想です。でも、そう簡単にはいきません。
この作業は、エンジンが積まれたお客様の車両でも何度かやっていますが、思いのほか大変です。車両の下に潜り込んで、鉄粉を浴びながら削っていかなければなりません。
フレーム単体の状態で作業するのがベストです。逆さまにしたり、自由自在に位置も変えられますので。この画像のフレームも、単体の状態ですので、作業はエンジン付きの車両よりも楽でした。と言っても、この作業だけで、丸一日は費やされます。塗装やマスキングまでを考えると、とても一日では終わりません。

オイルクーラー取り付けステー部
オイルクーラー取り付けの為のステーが付いていた箇所です。それも不要になりますので、切除します。
カスタムやチューニングをする場合、オイルクーラーも変更されることは多いものです。私の場合は、昔のスズキ油冷車のオイルクーラーを、よく使います。市販されているオイルクーラーキットは、間違っても使用することはありません。見た目だけで、純正オイルクーラーと同等、もしくは純正よりも冷えない場合が多いからです。
オイルクーラーは、エンジンオイルの温度を下げることがその目的なのですが、純正オイルクーラーよりも冷えない社外製のオイルクーラーに、なぜコストを掛けるのでしょうか。当然ですが、交換する手間も掛かります。ですから社外製のオイルクーラーは、個人的には見た目だけのような気がしています。
他車用の大型オイルクーラーを使用する場合は、前部にあるこの位置のステーは、間違いなくジャマになります。始めから取り除いておいた方が、作業が楽に進みます。ですから、問答無用で削り取ります。

クラッチホース取り付けステー部
フレームの左側には、クラッチホースをフレームに固定するクランプが付いています。そのクランプを留める為に、フレームの数か所に突起があります。私は、クラッチホースをフレームに沿って固定するのが嫌いですので、ホース位置を変更し、使わなくなった突起部も、他の箇所を削る際に,合わせて削り取ります。
クラッチホースをメッシュタイプに変更されている方は多いと思いますが、ホースの取り回し位置まで変更されている方は、筑波サーキット以外では、見たことがありません。
そもそも、マフラーの間の狭い隙間を通っているフレームに、しっかりと固定されていないクラッチホースは、エキパイの熱でカバーが変形したり溶けている場合も、中には結構な割合であります。エキパイのすぐ近くですから、常時、高温に晒されている訳です。あまり宜しい状況とは、思えません。
そんな、エキパイの間の狭い個所を、使用頻度の高いクラッチのホースを通すことは、私には得策とは思えません。ですから私の車両では、クラッチホースの取り回しは、必ず変更しています。

ステムベアリング取り付け部
これは、ステムシャフト部になります。ベアリングレースは取り外していますので、塗装後に取り付ければ良い状態です。
ステムベアリングは、滅多に交換されない部品の筆頭ではないか、と思っています。古い中古車でも、まず交換などは、されてはいません。フロントフォークやトップブリッジ、アンダーブラケットだけでなく、ライトケースや中に入っている配線コネクター等、その他メーター類も、取り外す必要があります。簡単に言えば、非常に面倒臭い作業、ということです。だからでしょうか、メンテナンスされずに放置されているのが、一般的かと思います。
ただ、せっかくフレーム単体から車両を1台造るのですから、出来ることは全てやっておきたい、と私は思っています。全ての作動部を、出来るだけ新車時のようにするのが目標です。ですから、ステムベアリングも当然ですが、新品を取り付けます。
外観イメージです。

外観イメージは、『XJR1300C』です。その『XJR1300C』をちょっとイジってパワーを出して、外観もカッコよくさせた車両を造りたい、と思っています。
倒立フォークにして、ホイールはマグネシウムにして、ピストンは・・・、カムシャフトは・・・、そのあたりの事は、次回にお伝えしようと思います。
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