オリジナルパーツ
今までに、ほんの数点ですが、オリジナルパーツと言えるような部品を制作しました。その筆頭は、軽量で高圧縮を実現する「SOHC製スペシャルピストン」でしたが、諸事情により販売終了となりました。
基本的には、自分で欲しい部品・必要なパーツだけを制作しています。しかし、単品制作では想像以上に制作費用が掛かってしまいます。そこで、数点だけ制作する、ということになるのです。
多少ですがお譲りできるパーツや、今後の制作が可能なパーツもありますので、『欲しい!』と思われるXJRマニアの方には、販売することは可能です。
SOHC製スペシャルピストン
左:ストリート用、右:より圧縮を上げたレース用
製作終了に伴い、販売も終了となりました。
軽量・高圧縮を実現する唯一の鍛造ピストンでしたが、残念ながら材料の関係で、今後の製作は出来なくなってしまいました。
当ガレージの依頼で、3回ほど製作して頂きました。筑波サーキットのレース用車両だけでなく、ストリートユーザーの方にも購入して頂き、組み込みもさせて頂きました。入手出来た方は、非常にラッキーかと思います。
私の秘蔵のピストンを組み込んだ『コンプリートマシン』が出来上がりましたら、再度ご報告したいと思います。
AIS用キャンセルキャップ
XJR1300は、2000年式から『AIS(エアインダクションシステム)』が装備されています。そのAISをキャンセルする際に、AISのパイプを塞ぐ蓋です。
アルミ削り出しで、ブラックアルマイト加工が施されています。重さも、超軽量に仕上がっています。
本来の目的は、レースに使用するエンジンが2000年式以降の場合でも、AISをカッコよくキャンセルする為のものです。その他、1999年式までの車両のエンジンを2000年式以降のエンジンに積み替える際にも、不要なAISをキャンセルするのに役立ちました。
- 販売価格(税込)
- \19,800
- 在庫数
- 5セット
- 次回製作予定
- ありません。
ゼネレーター用メクラ蓋
XJR1300でレースエンジンを製作する際、私はゼネレーターやセルモーター、ハイボチェーン等を取り外します。結構な軽量化になりますし、なによりピックアップが良くなるからです。不要なパーツは取り外すのが、レース車両の鉄則だと考えています。
それらを取り外すデメリットは、充電しなくなるのでバッテリーを外部から充電させる必要があること、またセルモーターも無くなるのでエンジン始動をエンジンスターターによって行うこと、になります。
昔、XJR1200でレースを走っていた時は、いつも押し掛けでエンジンを始動させていました。圧縮を上げた重い車両ですので、特に冬場は苦労したものです。走行前には、押し掛けのし過ぎで、既に汗だくになっていました。でも現在では、エンジンスターターが安価で購入できますので、楽な時代になりました。
見やすいように角度を変えましたが、実際にはこのようにして使います。後輩君のFZにも、同じ形状のメクラ蓋が使われていますので、もしFZ系エンジンに使いたい方がいれば、おそらく使用できると思います。
アルミ削り出しで、アルマイト処理がされています。
- 販売価格(税込)
- \35,200
- 在庫数
- 3個
- 次回製作予定
- ありません。
オリジナルマフラー(野島エンジニアリング製)
野島エンジニアリング製特注マフラー
野島エンジニアリング製特注マフラー
バンク角の確保を第一優先事項とし、その上で性能を上げたい!という、なんともワガママなお願いを聞き入れて頂き、製作したマフラーです。
野島エンジニアリング様の製作ですが、通常のストリート用マフラーとは異なり、純正のセンタースタンドを取り外した上で、その取り付けステーまで削り取る必要があります。バンク角が最優先ですから、レースに必要の無いステーの為に、バンク角を犠牲にする必要は、どこにもありません。ですから、センタースタンドと、その取り付けステーの切除は、このマフラーを使う上での最低条件となります。
場合によっては、ステップと干渉する場合も、あるかもしれません。そのような場合は、ユーザー様で対処頂くことになります。タンデムステップも、取り外しが必要です。
野島エンジニアリング製特注マフラー
この写真のように、空燃費計センサーを取り付けるボスを、オプションで取り付ける事も可能です。キャブセッティングをより早く、正確に出すことが可能になります。
野島エンジニアリング製特注マフラー
写真下のサイレンサーは、野島エンジニアリング製のものです。
販売はサイレンサーレスの状態になります。「60.5mm」のテールエンドですので、取り付け可能なサイレンサーは、いろいろあるかと思います。もちろん、野島エンジニアリング様のサイレンサーは、ベストマッチです。
受注生産となりますので、ある程度のお時間は必要になりますこと、予めご了承ください。
基本設計がレース用のため、「○○社のステップとは干渉しませんか?」、「センタースタンドのステーを切除したくないのですが。」、「タンデムステップの処理方法を教えてください。」といったご質問には、申し訳ありませんが、お答えできません。このあたりの事は、全て自己責任でお願いいたします。
取り付け条件
- センタースタンドは不可
- センタースタンド取り付け部の切除
- タンデムステップは不可
- 販売価格(税込)
- \181,500
- 在庫数
- 受注生産
- 条件
- サイレンサーレス
- 納期
- 3ヶ月~
レーシングステップ
特注レーシングステップ
特注レーシングステップ
このレーシングステップは、長年二輪メーカーでレースに携わっていた方が製作した製品です。独立し、金属加工やオリジナルパーツ製作を始められましたが、その会社がXJR1300用に製作してくれたレーシングステップになります。
YZF-R1やR6、その他MT系のレーサー用に製作したパーツを、上手く組み合わせて製作した、いわば試作品です。私は9月頃より使用し、レースにも問題なく使いました。
安価なステップキットや、特に海外製作のステップは、力を入れるとステップだけでなくプレートまで歪みます。当初、使用していた安価なステップが、まさにそうでした。
力を入れる度に歪みますので、取り付けボルトはその都度、緩みます。ネジロックを塗布して組み付けても、1回の走行で緩みます。つまり、とてもではありませんが、レースでは使えません。
このステップの特徴は、高価なアルミ材を使用した国内生産品ですので、強度があります。歪む心配もありません。また、今流行りの加工がされたステップバーは、ブーツの底にグリップします。もしグリップし過ぎてイヤだな、と感じた場合は、ヤスリで少し削り、細かな出っ張りを丸めてあげれば、問題なく使用できます。
また、チェンジペダルもブレーキペダルも、ステップと同軸ではありませんので、誤作動の心配もありません。非常に優れた操作性です。
もちろん、破損時にはパーツごとの購入も可能です。見た目の質感も、非常に良いこのステップキットは、レーシングマシンだけでなく、ストリート用の車両にもご使用頂けるかと思います。
- 販売価格(税込)
- \96,800(予定)
- 在庫数
- 受注生産
- 納期
- 未定
来年の春頃には、市販される予定です。
オイルキャッチタンク
クランクケースのブローバイホースは、ノーマル車両の場合は、エアクリーナーボックスに繋がっています。万が一の場合も、オイルはクリーナーボックスに貯まるような仕組みです。
キャブレターを交換しクリーナーボックスを取り外した場合も、同様に万が一の際にオイルを貯めるボックスが必要になります。それが、いわゆるオイルキャッチタンクと呼ばれる、アルミ製のボックスです。
レース車両には必ず必要になるパーツで、無い場合はレースの車検には通りません。つまり、出走できません。それくらい重要なパーツになります。
特注オイルキャッチタンク
特注オイルキャッチタンク
このオイルキャッチタンクは、レーシング車両でもストリート用車両でも、使うことが出来ます。TMRキャブレターに交換した際は、必ずオイルキャッチタンクを取り付ける必要がありますので、使い勝手が良いように、当ガレージで製作しました。
- 販売価格(税込)
- \28,600
- 在庫数
- 5個
- 次回製作予定
- 未定
当ガレージでキャブレターをTMRに交換をする際にも、このキャッチタンクを使用します。ですから、思いの外、在庫が減っていました。いつまで在庫があるのかは、保証できません。
XJR1300のキャブレター車であれば、既に生産から15~20年程度は経過しています。XJR1200であれば、それ以上です。つまり、立派な旧車ということです。
エンジン関係のパーツは、既に幾つかは販売終了になっています。つまり、もう新品では購入できません。他メーカーでは、すでに酷い状況になっています。ヤマハがいつ同じ状況になっても、不思議ではありません。
このような状況は、私たちエンドユーザーには、止めることは出来ません。出来ることは、一刻も早く、新品パーツが少しでも数多く入手できるうちにオ-バーホールし、リフレッシュすることくらいです。
これから少しでも長く安心して乗るためには、エンジンをオーバーホールすることが最良の方法です。メーカーから部品が出ている今であれば、それが可能です。
ヤマハXJR1300のことであれば、どのようなお悩みやお問い合わせでも構いません。まずはお気軽にご相談ください。XJR1300のスペシャリストが、お一人お一人に親身になってご回答いたします。
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