筑波遊びが終わりました。

テイストオブツクバ・Monster Evo

ご報告が遅くなりましたが、ちょっとおバカなオッサンたちの大運動会、テイストオブツクバが終わりました。レース車両を変更して2レース目、まだまだ課題は山積みです。あ~したい、これをしないと、あの部品を変えないと上手く走れない、今度はこ~しよう、ここがダメだ、・・・。そんなことばかりです。

春は出来上がったばかりでトラブルもあり、ほとんど練習出来ませんでした。今回は、多少は練習できましたが、予定の半分は雨で中止になりました。でも、無事に終われたので、まずは合格、ということにしてください。

最近のレースの目標は、『無事に完走!』です。怪我をしないことが、なによりも大事な事です。怪我さえしなければ、また仕事を頑張って、オートバイで遊ぶこともできますからね。


このクラスでは、新人です。

テイストオブツクバ・Monster Evoのグリッドにて

今回、練習時も含め、同じクラスと思われる数名のライダーの方から、わざわざご挨拶していただきました。むか~~~し、まだXJRで走っていた頃は、クラス名称が今とは異なっていました。ですからこのクラスでは、イイ歳のオッサンですが、『新人』ということになるのかもしれません。

決勝グリッドの隣に並んだライダーの方からも、レース前にご挨拶して頂きました。こんなポンコツ親父のことなど気にせずに、皆さん、どんどんと先に行っちゃって下さいね。もし余力があれば、少しだけかもしれませんが、頑張って付いていきますから。

顔を見ると、時折見かける方、昔から知っている方も少しはおりますが、基本的には自分が走っていたクラスとは違いますので、ライダーの方も、ほとんど知りません。会話した方も、ほとんどおりません。こう見えてもヘッポコですので、どうかイジメないでくださいね♪


具体的な目標は・・・?

レースに出場している限り、目標はあります。タイムや順位といった、誰が見ても明確な数字が常に付きまとうのが、レースという競技です。ですから、多くの方がそこを気にします。でも私が気にするのは、それだけではありません。

昨年まで出場していたクラスは、昔から全日本選手権の現役ライダーが、よく出場していました。そのようなライダーが、たとえば3名走っていたら、それだけで私の順位は3つ落ちる訳です。勝てる訳がありませんから。

今回のレースは、全日本の鈴鹿と同じ日の開催でしたから、そのような場合には全日本ライダーは、当然ですが全日本を優先し、草レースには出場しません。つまり、私たちの順位なんて、出場ライダーによってコロコロ変わる訳です。ですから順位だけで一喜一憂しても、つまらないだけです。

レースなんて、たかが遊びです。おバカなオッサンたちの道楽です。どんなに頑張っても、結果が良くても、ご褒美なんてありません。お金は使うだけで、入ってはきません。じゃあ何故、多くのバイク好きがレースをやっているのかと言えば、『満足感』を味わうためだと、私は思っています。

順位が良くても、満足感を得られないこともあれば、順位やタイムは悪くても、満足して終わるレースもあります。その満足感を得るための数字は、当然ですが人それぞれです。

「あー、楽しかったなぁ~。また走りたいなぁ~。またレースしたいなぁ~♪」
レースの終わった帰り道にそう思うことが出来れば、またレースを走るために頑張れます。

長くやっていると、神様が見ていてくれるのか、ご褒美をくれることが時折あります。滅多にはありませんが、そう思えることが、今までに何度かありました。そんな時は、本当に嬉しいものです。

でも、一番嬉しいのは、手伝ってくれる友人たちが喜んでくれることです。それには当然ですが、結果を出さなければなりません。結果を出せば、サポートしてくれている方々も、喜んでくれます。お世話になっているショップやチームの方々も、喜んでくれます。そのためにも、走るからには頑張らなければなりません。

ヘッポコ親父の道楽でやっているレースですが、気にかけてくださる方、サポートして頂いている方もおります。そんな方々の想いは、常に背負って走らなければなりません。小さな小さなプレッシャーですが、走るからには背負わなければならないものだと思っています。許してくれている家族の気持ちも、同じように背負って走っています。だからレースを続けられるのです。


上手くいかなかったこと

テイストオブツクバ・Monster Evoのお立ち台

順位は最優先ではない、とは言っても、やはりレースですから上位を走りたい訳です。前を走るライダーは、抜きたい訳です。でも思うように行かないのも、レースの常です。

私は、同じようなタイムのライダーと抜きつ抜かれつで走るのが、大好きです。特に抜くのは、レースの醍醐味だと思っています。

今回も、すぐ前に数名のライダーが走っていたのですが、仕掛けるほど距離を詰められませんでした。なんとか抜きたいと思って走っていましたが、上手くいきませんでした。理由は簡単です。私が遅いからです。

ほんの少し遅いタイムで頭を抑えられている、そんな感覚で走っていました。速いところと遅いところが、前車と全く違います。抜きたいのに詰まらない、そんな感じでした。

『高野さん、1コーナーの立ち上がりでハラみ過ぎですよ。』
タイヤガレージの2階で見ていた、偉くなった後輩君に、レース後に言われました。やっぱり良く見ていますね。自分でも、それは痛いほど分かってはいるのですが、オートバイが全く思うように走ってくれませんでした。

春のレースの反省で、Fフォークを延長しました。切れ込んで転びそうになることは、無くなりました。でもそれ以外は、全く思ったように走ることが出来ませんでした。

練習では、突き出し量を変えてみたり、車体姿勢を変えてみたり、Rサスペンションのバネを変えてみたり、現場で出来ることは色々とやってみました。でも、根本は何も変わりませんでした。

このレースを走る為に、遠く北海道から来ている友人がおります。クランクが折れたということで、秋にはクランクシャフトも送りました。その友人が、春のレースで今ひとつ思うように走れない、といった事を言っていました。今回のレースに向けて対策した内容も、知っていました。

レース後に話をすると、どうやら今の私の問題と、非常に似ています。試してみる価値はありそうです。

テイストオブツクバ・Monster Evo

オートバイは難しいです。何年やっても、思うようには走れません。でも、簡単にはいかないから楽しいのです。思い通りに行かないから、なんとかしたいと頑張るのです。

本当は年内に一度、まだレースの時の感覚を覚えているうちに、筑波でテスト走行をしたいのですが、後回しになっています。

先日、FZで走る後輩君から電話がありました。
『高野さん、今度の水曜日に休みなら、前日、飲みに行ってもいいですか?』

断る理由もありません。プチ反省会です。その時に、年内にテストだけはしてください!と念を押されました。ちょっとばかり寒くなってきましたが、言い付けを守って、一度くらいはテストに行くつもりです。タイムなんてどうでも良いので、どう変わるのかだけでも、確かめてみたいと思っています。


XJR1300のキャブレター車であれば、既に生産から15~20年程度は経過しています。XJR1200であれば、それ以上です。つまり、立派な旧車ということです。

エンジン関係のパーツは、既に幾つかは販売終了になっています。つまり、もう新品では購入できません。他メーカーでは、すでに酷い状況になっています。ヤマハがいつ同じ状況になっても、不思議ではありません。

このような状況は、私たちエンドユーザーには、止めることは出来ません。出来ることは、一刻も早く、新品パーツが少しでも数多く入手できるうちにオ-バーホールし、リフレッシュすることくらいです。

これから少しでも長く安心して乗るためには、エンジンをオーバーホールすることが最良の方法です。メーカーから部品が出ている今であれば、それが可能です。

ヤマハXJR1300のことであれば、どのようなお悩みやお問い合わせでも構いません。まずはお気軽にご相談ください。XJR1300のスペシャリストが、お一人お一人に親身になってご回答いたします。

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