ちょっとだけ、値上げさせてください。

サイトに記載している現在のオーバーホール料金や他の作業単価を決めたのは、６年以上も前になります。この６年で、ヤマハの純正部品の値上げは、いったい何回あったでしょうか・・・。少なくとも、3～4回はあったと記憶しています。１回の値上げ幅はほんの僅かだったとしても、4回になれば結構な額になります。エンジン１台分のオーバーホールに必要な部品を考えれば、数万円になりそうです。

また最近では、材料費や輸送費、加工代など、純正部品代以外の経費も、軒並み値上げされています。いつもお願いしている内燃機加工屋さん、友人の溶接屋さんなども、加工代が値上げされました。

そのような状況が続いている中、7月1日より、ヤマハ純正部品がまた値上げになったと、部品屋さんから連絡がありました。

お伝えするのは忍びないのですが、当ガレージの価格も、少しだけ値上げさせて頂こうと考えています。具体的には、数％程度になると思います。

値上げ時期と値上げ額は・・・

すでに作業をご予約頂いている方は、今までの価格で構いませんが、値上げの時期は、９月１日からを考えています。

金額は、『メニューと価格』のページに記載しますが、できるだけ少額な上げ幅で抑えようと思っています。７月中には、新たな価格を記載いたします。

• メニューと価格

ただし、８月末までに作業のご予約を頂いた方は、実際の作業は９月以降になったとしても、従来の価格でご対応させて頂きます。

作業予約とは？

当ガレージでは、基本的には同時に複数のエンジン作業はしないようにしています。一番の理由は、部品の混同を避けるためです。ですから、エンジンのオーバーホールやチューニング作業の時期を、予め重ならないように『ご予約』という形で作業予定を立てております。

エンジン作業がお決まりになりましたら、『作業予約』としてご希望の月を優先的に予定に入れて、エンジン作業が被らないようにします。

その際、『ご予約金』として、1万円だけ頂戴させて頂いております。気軽なご予約やキャンセルを防ぐ意味ですので、どうぞご理解頂ければと思います。

以前に、オーバーホール作業のキャンセルがあった際、大変な思いをしたことが何度かありました。ヤマハ純正部品は、作業を始める前には大半を発注します。社外部品は、遅くとも1～2ヶ月前には発注しています。それでも、納期が遅くなって作業が遅れる場合もあるくらいです。

お客様にもご都合があるかとは思いますが、気軽にキャンセルをされますと、当ガレージの作業予定が大きく狂うことになりますので、何卒ご理解頂ければと思います。

XJR1300のキャブレター車であれば、既に生産から15～20年程度は経過しています。XJR1200であれば、それ以上です。つまり、立派な旧車ということです。

エンジン関係のパーツは、既に幾つかは販売終了になっています。つまり、もう新品では購入できません。他メーカーでは、すでに酷い状況になっています。ヤマハがいつ同じ状況になっても、不思議ではありません。

このような状況は、私たちエンドユーザーには、止めることは出来ません。出来ることは、一刻も早く、新品パーツが少しでも数多く入手できるうちにオ－バーホールし、リフレッシュすることくらいです。

これから少しでも長く安心して乗るためには、エンジンをオーバーホールすることが最良の方法です。メーカーから部品が出ている今であれば、それが可能です。

ヤマハXJR1300のことであれば、どのようなお悩みやお問い合わせでも構いません。まずはお気軽にご相談ください。XJR1300のスペシャリストが、お一人お一人に親身になってご回答いたします。

お問合せ、ご相談はこちらからお願いします。

• ←　前の記事