限定サービスについて
先日のブログで、限定サービスをご案内させていただきました。
簡単に言えば、私が所有しているR1のフロント周りやホイールを移植して、SOHC製スペシャルピストンを組んだエンジンにして、スペシャルな1台を造りませんか?というご案内です。
モデルは、この車両です。
YZF-R1の足回りを組んだXJR1300
詳細は、「限定サービスのご案内」に書いてありますが、このYZF-R1の足回りを組んだXJR1300を作った後、同じような車両を1台自分用に造りたい!と思い、パーツを集めていました。
エンジンは、もちろん『SOHC製スペシャルピストン』を組み、150ps程度は出したいな、と考えていました。キャブレターは、当然ミクニTMRです。
日本中だけでなく、世界中で酷いことが起こっています。この先、日本経済はまだまだ完全回復には時間が掛かるでしょう。今後、さらに不況が重くのしかかってくる業界も、おそらくあると予想されます。
そんな中で、ほんの僅かでも人様の役に立てることは・・・?と考えて、「限定サービスのご案内」をさせて頂くこととしました。
ところが僅か2週間で、保有する『YZF-R1用パーツ』も、たった1セットだけの『SOHC製スペシャルピストン』も、行き先が決まりました。
ご依頼くださった方は、XJR1300を1台持ち込むのではなく、一から造って欲しい、とのご要望です。古い車両を隅々までキチンと組もうと思えば、本来であればエンジンだけでなく、フレームまで単体にするのがベストです。それをご希望されているのです。
現在、書類付きのフレームを2機、その他、エンジンもスイングアームもメインハーネスもリレーも、保有しています。それらを使えば、初めに車両をフレーム単体までバラす必要が無くなる訳です。合理的といえば、その通りですよね。
しかも外観は、こんなイメージが良いとのこと。
(出典:MotoRide)
私が新たに造りたかった車両も、まさに「XJR1300C」の外観です。特にシートやリア周りを、このようにスッキリしたイメージで仕上げたいと思っていました。
実は、既にシートは一つ手元にあります。自分の2号機の製作のため、まずはシートを取り付けられるようフレームの加工や修正が必要だと思ったからです。ですから、フレーム加工は2機同時に進めていくつもりです。
XJR1300Cのシート
エンジンオーバーホールのご依頼は、有難いことに途切れません。ただ、オーバーホールですと、多くの作業は似たようなものになります。ですから最近では、あまりこのブログでご紹介はしていなかったのです。
でも、フレーム単体からのカスタムマシン造りは、以前に考えていた『コンプリートマシン製作』そのものです。いろいろと考えることもやることも多くなります。もしご依頼者様が了承してくれるなら、ブログで製作中の様子をご紹介したいと考えています。
T様、いかがでしょうか??
6月11日 追記