ダンボールに入ったエンジン、その9、マフラー
段ボール箱十数個に入ってやってきたバラバラなXJR1300のエンジンですが、完成して車体に積みました。
完成したエンジンをフレームに載せたところ
後はマフラーやオイルクーラー、キャブレター等を取り付けていけば、エンジンを掛けることができます。
毎回、大丈夫と思っていても、エンジンが始動するまではちょっと心配です。なので、早く一度エンジンを掛けたいのですが、他の作業に手間取ってしまいました。
マフラーは、このままで良いです!
この車両、エンジンだけでなく車体もバラバラに分解された状態だったようです。エンジンは当ガレージに依頼してくださったのですが、車体の組み立てはオーナー様がご自身で行われました。組みあがった後、マフラーなどと共に、車体を持ち込んでくださいました。
持ち込んでくれた日、オーナー様と一緒にエンジンを車体に積みました。こうして少しでもご一緒に作業すると、愛着もより一層湧くのではないのかな・・・。
オーナー様がお帰りになり、一休みした後、マフラーとオイルクーラーを取り付けようと思ったのですが…。
錆びたスプリング
汚れたフランジとエキパイ
そのまま取り付けてくれれば良い、と言っていたマフラーですが、良く見ると、そのままの状態でキレイに仕上がったエンジンに取り付ける気には、とてもなれませんでした。
ここまでご依頼下さったのですから、多少の仕事はサービスで行います。マフラーをキレイにしましょう。
同じ長さのスプリングの手持ちがありませんでしたので、まず近くのパーツ量販店に行って、スプリングを購入しました。その後、ホームセンターでグラインダーに取り付けるバフを購入し、準備完了です。
取り外したスプリング
分解したマフラー
サビたスプリングを取り外し、マフラーを分解していきます。このスプリングは、当然ゴミ箱行きです。エキパイだけでなく、サイレンサーやフランジも磨きましょう。それだけで、随分とキレイに見えるようになりますから。
まずは試しに、サイレンサーのアルミ部分を磨いてみます。
右側が磨いた後です。
汚れた左側とは比べ物にならないほど、キレイになりました。
磨く前と磨いた後のエキパイ
上が、磨いたエキパイとフランジです。下側の汚れたエキパイと錆びたフランジとは、全く違って見えます。後は、全てのパーツを磨いていくだけです。
磨いた後に組んだマフラー
磨いた後に車体に取り付けた状態
磨き終わったマフラーを、新品のスプリングを使って組んでいきます。そして、エンジンに取り付けました。磨く前と比べると、見違えるようにキレイに見えます。
マフラーとオイルクーラーを取り付ければ、後はキャブレターだけです。キャブレターの取り付け前に、残った細かな作業を終わらせてしまいましょう。
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