泣きそうなコメント

先月、ＧＷのツーリングに間に合わせるべく頑張ったＴ様のXJR1200Rですが、ツーリングに行かれた後に、ラインで写真付きのコメントを送ってくれました。

私は今まで、どちらかと言えば企業に技術を売ってお金を頂く仕事を主にしてきました。ですからお客様が喜ぶといえば、担当者の無理難題を聞いた時くらいでした。

そりゃそうでしょう。自分のミスや都合に合わせるために外注に無理難題を押し付け、それで問題が解決すれば、担当者は喜びます。自分の立場が守られるのですから。

でもそれは、感謝の気持ちというより、どちらかと言えばホッとした気持ちからのものでしょう。だから私は、本当の意味での『お客様の感謝の声』というものを知りません。

Ｔ様からのラインメッセージ

５月４日は、丹沢山系の檜洞丸という山に登っていました。

登山なんて全く興味が無かったのですが、昨年の夏、練習のために大山に二度登って、その後富士山に登頂しました。登山靴もザックも買ったので、富士山を登った後も、時々近場の山を登って楽しんでいます。

登山を始めて知ったことが一つ、ありました。

バイク好きは、よく峠道を走ります。すると、空き地や道路脇などに車が停まっているのを見かけます。今までは、てっきり釣りや山菜狩りをする人が停めたものと思っていましたが、実は山登りする人の車が大半のようです。

興味がない、知らない、とはどの世界でも、そんなものかもしれません。

４日は昼過ぎまで山にいましたので、携帯は圏外でしたが、山を下りる頃にラインの着信音が幾つか鳴りました。電波状況が良くなり、まとまって受信したものでした。

駐車場まで戻り、帰り支度を済ませた後、ラインのメッセージを読むと、Ｔ様からのものもありました。伊豆ツーリングの際に撮った写真も何枚か、合わせて送ってくれていました。

そのコメントを読んで、とても嬉しくて幸せな気持ちになりました。
少しだけ、胸にグッとこみ上げてくるものがありました。

自分がした仕事に対して、こんなにも喜んでくれる人がいるということを、初めて実感として知りました。

あまりにも嬉しかったので、Ｔ様に掲載の許可を尋ねたところ、喜んで同意して下さったので、頂いた写真と共に掲載させて頂きます。

このようなコメントは、私には十分すぎるほどのご褒美です。
また次に頑張る励みにもなります。

Ｔ様、本当にありがとうございます。

追伸

Ｔ様、もしお土産が生の伊勢海老やお刺身だと、早くしないと腐ってしまいますが・・・

今度、お時間がありましたら、乗った感想や土産話でも聞かせてくださいね。

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